ＰＯＰＢｅｆｏｒｅＳＭＴＰについて

■何の為に？
ＳＰＡＭ（メールばらまき）防止やウイルスメールのばらまき防止に効果があります。

■どのように使うのか？
メール受信を先にしてから、メール送信を行ってください。
メールソフト起動時に自動的にメールを取り込む設定や、一定時間ごとにメールを自動的に
取り込む設定の場合は、特に意識する必要はありません。
メールの取り込みを手動で行っている場合は、取り込み作業を先に行ってからメール送信
してください。

■なぜ必要か？
メールの送信にはＳＭＴＰというプロトコルが使われます。この方式はかなり昔に作られた
通信規約でＩＤやパスワードによる認証がありません。つまりメールサーバを第３者に勝手
に使われる危険性があるのです。しかしながら組織ごとにメールサーバを設置し組織内から
しかメールを送信しない場合は、送信元のＩＰアドレスを限定する事ができますので、組織
外から勝手に使われないように対策が可能です。現在、組織外からメール送信できないよう
にメールサーバを設定する事が一般的になっており、その設定がされていないサーバをオー
プンリレーサーバと呼んで、メールの受け取りを拒否する組織も出てきました。オープンリ
レーの状態ではウイルスにメールをばらまかれたり、メールが届かない事もあるのです。
ここで問題です、共用方のレンタルサーバの場合、不特定多数のユーザがあらゆる場所から
メール送信をするので、送信元のＩＰアドレスを限定する事ができません。
そこで、ＰＯＰＢｅｆｏｒｅＳＭＴＰという方法が利用されるようになりました。ＰＯＰ認
証を行った後のみメール送信を可能にする方法です。ＰＯＰはメールの受信プロトコルです
が、ＩＤとパスワードによる認証が行われます。この認証に通ったＩＰアドレスのみメール
送信を許可する方法です。これなら第３者（ウイルスを含む）に勝手にメールサーバを使わ
れる可能性を大幅に減らせます。

■ご注意
メールを転送して、メールボックスでの受信を行っていない場合はＰｂＳのチェックにひっ
かり送信できなくなります。ＰｂＳを利用する場合はメールボックスで受信を行う必要がご
ざいます。
＃転送していても、メールボックスでの受信を行っていただければご利用いただけます。