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Linux JF(Japanese FAQ)Project.
JF は, Linux に関する解説文書・FAQ などを作成・収集・配布するプロジェクトです.

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  GAG (GRAPHICAL BOOT MANAGER)
  Sergio Costas Rodriguez (RASTER SOFTWARE VIGO) <
  raster@cibermillennium.com >
  version 3.1 , 2000年1月11日
  翻訳: 川岸 良治 < kawagisi@yk.rim.or.jp >
  日本語訳: 2000年2月12日作成

  GAG はグラフィック表示のブートマネージャです。コンピュータが起動したと
  きにロードされ、使用したいオペレーティングシステムを選択できます。この
  文書は、パッケージに付属の README.TXT, faq.txt, history.txt の 3 つの
  ファイルを翻訳して 1 つにまとめたものです。

  GAG

  1.  グラフィカル・ブートマネージャ

  GAG はブートマネージャのプログラムで、コンピュータが起動したときにロー
  ドされ、使用したいオペレーティングシステムを選択可能にするプログラムで
  す。【訳注:GAG はスペイン語で GESTOR DE ARRANQUE GRAFICO の略で、英語
  で Graphical Boot Manager という意味だそうです】

  主な特徴は以下のとおりです。

  o  9 個までの異なるオペレーティングシステムを起動できます。

  o  プライマリ(基本)パーティション、および拡張パーティションにインスト
     ールされたオペレーティングシステムを起動できます。また、それらはど
     のハードディスクにインストールされていても可能です。

  o  GAG は、GAG 専用のパーティションを必要としません。GAG は、この種の
     プログラムのために予約されているハードディスクの最初のトラックに自
     分自身をインストールします。またハードディスクを使わずにフロッピー
     ディスクにインストールすることもできます。

  o  デフォルトのオペレーティングシステム(ユーザが選択可能)をブートする
     ためのタイマを持っています。

  o  設定メニューはパスワードで保護することができます。また各オペレー
     ティングシステムも個別のパスワードで保護することができます。

  o  プログラムはグラフィックモードで動作し(VGA またはそれ以上のグラ
     フィックカードが必要)、多くのアイコンを持っています。

  o  プライマリ(基本)パーティションを隠して、同じハードディスクに 1 つ以
     上の DOS と(または) Windows をインストールできます。

  o  ディスクドライブを交換可能。これは 2番目、3番目〜の MS-DOS のような
     ハードディスクオペレーティングシステムからのブートを可能にします。

  o  SafeBoot システムがある。これにより、事故で GAG が上書きされたとし
     てもハードディスクをブートできます。

  2.  無保証(DISCLAIMER)

  GAG は、どのような種類の保証も無い 'as is' (あるがままの状態)で配布さ
  れるプログラムです。あなたのハードディスク内のデータが失われたり、ある
  いは別の問題が起きたとしても、作者は責任を持ちません。あなた自身の責任
  の下でご利用ください。

  【訳注】同様に、日本語訳の誤りが原因であった場合も、翻訳者は一切責任を
  持ちません。

  GAG は、GPL (GNU General Public License) ライセンスの下で配布されま
  す。詳しくは COPYING というファイルをご覧ください。

  3.  LBA パーティションのサポートについて

  8GB の制限を超えたパーティションでは使えないので、LBA パーティションの
  サポートは制限付きということになります。また、パーティションテーブルに
  は CHS パラメータも付いている必要があります。さもなくば、GAG は使えま
  せん。

  これは、LBA パラメータで制御できる新しい拡張 BIOS コールに関するドキュ
  メントを私が持っていないからです。どなたかこれを私に送って頂けないで
  しょうか・・・

  4.  インストール

  GAG は、ディスケットイメージで配布されます。従って、インストールするに
  は 3.5 インチの高密度のフォーマット済の空きフロッピーが必要です。これ
  により、どんなオペレーティングシステムを持っているかを気にせずに GAG
  をインストールできます。

  5.  ブートディスクの作成

  最初にフロッピーを作成する必要があります。このために、RAWRITE2.EXE プ
  ログラムを同梱してあります。

      DOS から
        フォーマット済のフロッピーを挿入し、以下のように入力します。

        RAWRITE2.EXE -F GAG.IMA -D A:

        これで GAG が入ったブートディスクが作成されます。

      WINDOWS から
        システムを MS-DOS モードで起動し、上記の「DOS から」と同様の操作
        をします。

      OS/2 から
        DOS セッション(DOS 窓、全画面のいずれでもよい)を開き、上記の
        「DOS から」と同様の操作をします。

        プログラムが DMA エラーで戻ってくる場合、CONFIG.SYS ファイルを編
        集し DOS 変数を以下のように変更してください。

        DOS=HIGH,UMB

        デフォルト値は DOS=LOW,NOUMB です。

        OS/2 の CD-ROM に添付されている OS/2 ネーティブなプログラム
        IMAGE.EXE を使ってもいいです。

      LINUX/UNIX から
        フォーマット済のフロッピーを挿入し、以下のように入力します。

        dd if=gag.ima of=/dev/fd0 bs=512 count=2880

        【訳注】原文は count=2800 となっていますが正しくは count=2880 で
        す。作者に確認したところ「確かに 2800 は誤りである。但し GAG は
        最初の 3 トラックにのみ格納されるので 2800 でも充分であり問題は
        起きない」と言ってました。

        他の UNIX システムでは /dev/fd0 とは少し異なるものを使う必要があ
        るかもしれません。

        【訳注】 Plamo Linux 1.4.4 では /dev/fd0h1440 でうまくいきまし
        た。

      他のオペレーティングシステム
        ディスクイメージからフロッピーを作成可能なプログラムが必要です。
        そしてそれを使ってください。

  6.  GAG の起動

  コンピュータを再起動し、上記で作成したフロッピーでブートしてください。
  画面に GAG のメインメニューが表示されます。 "boot from floppy" (日本語
  版は "Floppy kara") と "Setup GAG" の 2 つのアイコンとメニューの組み合
  わせが表示されます。それぞれの下に、押すとそれらのアクションが起こるキ
  ーの説明が表示されます。

  S (Setup) を押すと Setup メニューが表示されます。以下のオプションがあ
  ります:

      ADD OPERATING SYSTEM (オペレーティングシステムの追加)
        (日本語版は "Add: OS wo tsuika")" この最初のオプションは、ハード
        ディスクにインストールされているオペレーティングシステムを、GAG
        にインストールします。1 番目のハードディスク内の全てのパーティ
        ション(基本、および拡張パーティション)の一覧が表示されます。最初
        に追加したい OS があるパーティションを、そこにある文字(フロッピ
        ーディスクは A、最初の基本パーティションは B...)を入力することに
        より選択します。ハードディスクが 1 台以上ある場合は、1〜8 を入力
        することにより他のハードディスクを選択できます。

        1 番目ではないハードディスクからパーティションを選択すると、GAG
        は swap the disk drives ? (日本語版は "Drive moji wo koukan
        shimasu ka?") と、ドライブ文字を交換するかを質問してきます。YES
        (Hai) と答えると、そのアイコンでブートした時は毎回、小さな常駐プ
        ログラムがインストールされ、そのドライブと1 番目のハードディスク
        を入れ換えます。こうすることで、オペレーティングシステムは 2 番
        目(または 3 番目...)のハードディスクが 1 番目 (C:) で、1 番目が
        2 番目(または 3 番目...) (D:)だと思い込みます。このようにして、1
        番目ではないディスク上にある MS-DOS のようなオペレーティングシス
        テムをブートできるようになります。

        【注意】常駐プログラムは BIOS レベルで動作します。従ってハード
        ディスクにアクセスするために BIOS を使わずに特定のドライバを使用
        するオペレーティングシステムでは動作しません。常駐により、コンベ
        ンショナルメモリ【訳注:アドレス 0000h〜9FFFhの 640KB の空間にあ
        るメモリで、DOS メモリ、基本メモリ、ともいう】を 1K バイト消費し
        ます。

        最初のオプション 'Boot from floppy' (日本語版:Floppy kara) では
        なくハードディスクから選択しても、常駐プログラムはインストールさ
        れます。このおかげで、ハードディスクを入れ替えた状態でもフロッピ
        ーからブートするアイコンを作ることができるので、アンマウントする
        ことなしに、それらのハードディスクに直接オペレーティング・システ
        ムをインストールできます。

        その後、オペレーティングシステムの簡単な説明(15文字まで)を入力す
        る必要があります。例えば、Linux, OS/2, Windows... のようにです。

        次に、このオペレーティングシステムを保護するためのパスワードを設
        定します。このパスワードは、そのオペレーティングシステムをブート
        したい場合は、必ず入力しなければなりません。RETURN を押すと、パ
        スワードは不要になります。

        最後に、その OS 用に好きなアイコンを選択します。これは単に A 〜
        Z の文字 (A が最初のアイコン、B は2 番目...) を入力するだけで
        す。

        これをハードディスク内の全ての OS について繰り返します。

      DELETE OPERATING SYSTEM (オペレーティングシステムの削除)
        (日本語版は "Delete: OS wo sakujo" )" このオプションは GAG から
        オペレーティングシステムのエントリを削除します。 D を入力すると
        設定済のオペレーティングシステムの一覧が表示されます。削除したい
        1 〜 9 の番号を入力します。

        【注意】このオプションはハードディスクからオペレーティングシステ
        ム自体を削除するわけではありません。単に、GAG のリストから削除す
        るだけであり、かつ再度リストに加えることもできます。OS を削除す
        るには FDISK を使用する必要があります。

        OS を削除したくない場合は ESC キーを押してください。

      BOOT TIMER (ブートタイマ)
        (日本語版は "Boot timer no settei" )" このオプションは、GAG がデ
        フォルトの OS をブートするまでの待ち時間を秒単位で選択します。最
        大は 99 秒です。タイマを設定したけれど無効にしたい場合は RETURN
        キーのみ、または 0 を入力します。

        GAG から OS を削除した場合も、ブートタイマは無効になります。

      SETUP PASSWORD (パスワードの設定)
        (日本語版は "Password no settei" )" このオプションは、GAG が "公
        開された" コンピュータにインストールされた場合に、設定を変更しよ
        うとする人から守るためのパスワードを設定することができます。

      RETURN (戻る)
        (日本語版は "Return: main menu ni modoru" )" このオプションはメ
        インメニューに戻ります。

      INSTALL IN FLOPPY (フロッピーにインストール)
        (日本語版は "Floppy ni hozon" )" このオプションは、GAG と実際の
        設定がフロッピーにセーブされます。これはハードディスクにインスト
        ールせずに GAG を試してみることができます。

      INSTALL IN HARD DISK (ハードディスクにインストール)
        (日本語版は "Hard disk ni hozon" )" このオプションは GAG と実際
        の設定をハードディスクの MBR にインストールします。従ってコン
        ピュータを起動するたびにそれらがロードされます。 GAG は 512 バイ
        トより大きいので MBR には小さなローダだけがセーブされ、コードの
        残りの部分は、この種のプログラムのために確保されている、先頭のト
        ラックの最初の 15 セクタ内に格納されます。しかし、これはいくつか
        小さな問題があります。

        GAG は、1トラックが 39 セクタより少ないハードディスクにはインス
        トールできません。あなたがこれを試すと、GAG はエラーメッセージを
        返すでしょう。これは実際には大きな問題ではありません。というのは
        現在のハードディスクは全て 1 トラック当たり 63 セクタだからで
        す。非常に古い(1992年以前に作られた)ハードディスクでのみ、この問
        題がでます。その場合、GAG はエラー('Disk error')を表示してインス
        トールは行われません。

        いくつかの古い(おおよそ1992年以前の) BIOS では、1024 シリンダ以
        上のハードディスクを認識できません。この場合、これを解決するため
        のプログラムは沢山あります。問題は、これらのプログラムが自分自身
        を最初のトラックに格納することで、そのため GAG はこれらとは互換
        性がありません。

        いくつかのウィルスも、自分自身を最初のトラックにインストールする
        ので少なくとも GAG のかわりに、OS が直接ブートされハードディスク
        の中にウィルスが存在することは可能です。

        GAG を最初にフロッピーからテストして、それがうまく動作したときだ
        けハードディスクにインストールすることを強く推奨します。

        注意:オプション、またはブートする OS のリストを変更したときは
        INSTALL IN FLOPPY (日本語版: "Floppy ni hozon" ) または INSTALL
        IN HARD DISK (日本語版は "Hard disk ni hozon" ) で保存する必要が
        あります。これは、変更内容がセーブされるのは、その時だけだからで
        す。

  7.  セーフブートとは何か?

  SafeBoot は GAG の新しい機能で、ハードディスクを常にブートできるという
  ものです。GAG がロードされた際にエラーがあった場合、コンピュータをリ
  セットし SHIFT, ALT, CTRL のいずれかのキーを押したままにしてください。
  GAG をロードする代わりに、MBR コードは最後に使用した OS をロードするの
  で、 GAG を再度インストールするか、あるいはエラーを修正することができ
  ます。

  「セキュリティホール」を避けるために、パスワード付きのエントリがあると
  SafeBoot は無効になります。これは、SafeBoot はパスワードを使用しないた
  め、悪意を持つ人がこの機能を使ってセキュリティホールにジャンプすること
  ができるからです。しかし、あなたがオペレーティングシステムのブート用で
  はなく Setup オプション用にのみパスワードを持っていれば、SafeBoot を使
  用することはできます。

  あなたは GAG がインストールされハードディスクを設定可能なフロッピー
  ディスクを持っていて、何か問題が起きたらこれを緊急用のディスクとして使
  える、ということを覚えておいてください。

  8.  GAG がブートする際のエラー

  GAG はブート時に、あるテストをします。エラーを検出すると画面に番号を表
  示しシステムを停止します。エラーは下記のとおりです。

     GAG: 1
        BAD SECTOR:
        GAG をロードする際にリードエラーがあった。フロッピーからブートし
        ようとしているなら、不良セクタのない別のフロッピーに GAG を再度
        インストールしてください。ハードディスクからブートしようとしてい
        るなら、オペレーティングシステムのブートに SafeBoot を使用
        し、GAG を再度インストールしてください。それでもエラーが発生する
        ようであればハードディスクに不良セクタがあります。

     GAG: 2
        ACTIVE PARTITION NOT FOUND:
        このエラーは SafeBoot でのみ起きます。アクティブとしてマーク (つ
        まり C: としてマーク) されたパーティションが 1 つではありませ
        ん。フロッピーでブートし、FDISK を使用してマークを 1 つにしてリ
        セットしてください。

     GAG: 3
        GAG NOT FOUND:
        フロッピー、またはハードディスクからロードしたコードに GAG の署
        名 (signature)がありません。最初のトラックが上書きされた可能性が
        あります。 SafeBoot を使い GAG を再インストールしてください。

     GAG: 4
        NO BOOT SECTOR:
        このエラーは、SafeBoot でのみ起きます。アクティブパーティション
        には、有効なオペレーティングシステムがありません。フロッピーで再
        起動し、FDISK を使用して他のパーティションをアクティブにマークし
        てからリブートしてください。

  9.  GAG とオペレーティングシステム

  GAG を MS-DOS または Windows 95/98 とともに使う場合、特別なことをする
  必要はありません。これらは、プライマリパーティションにしかインストール
  できないからです。

  OS/2 ととも GAG を使いたいなら、OS をインストールする際に OS/2 Boot
  Manager もインストールしてください (拡張パーティション、および/または
  2 番目、3 番目... のハードディスクに OS/2 をインストールする際にこうな
  ります)。心配ご無用。インストールに続いて、また、それが終った後で、GAG
  をインストールしてください。しかし、ここでちょっとした問題があります:
  OS/2 を拡張パーティションにインストールした場合、GAG は OS/2 を直接ブ
  ートできません。OS/2 ブートマネージャをインストールし、それを GAG から
  ブートする必要があります。OS/2 ブートマネージャのメニューを表示しない
  ようにするには、タイマを 0 秒に設定して下さい。この問題は GAG の将来の
  バージョンで解決したいと思っています。しかし、2番目または 3番目... の
  ハードディスクのプライマリパーティションから OS/2 をブートしたいなら
  'Exchange drive letters' (ドライブ文字の交換) オプションに YES と答え
  る必要があるだけで、IBM のブートマネージャを使う必要はありません。

  Windows NT とともに GAG を使いたいなら、Windows NT のブートマネージャ
  を OS と同じパーティションにインストールする必要があります。しかし、そ
  のタイマを 0 秒にすることができます。(訳注:メニュー表示したくない場
  合)

  Linux とともに GAG を使う場合、カーネルがあるパーティションのブートセ
  クタに LILO をインストールするだけです。

  別のパーティションに別の Linux があるなら、各パーティションに別の LILO
  を置く必要があります。LILO タイマを 0 に設定することも可能です。 (訳
  注:メニュー表示したくない場合)

  もちろん GAG は AIX, FreeBSD, BeOS... のような他の全てのオペレーティン
  グシステムでも共に使用することができます。

  タイマが有効である時、だんだん減ってゆく時間オレンジ色のバーが画面の上
  部に表示されます。キーを押すとタイマは停止します。RETURN キーを押すと
  デフォルトのオペレーティングシステムが起動します。

  注意: BIOS のウィルスプロテクト機能が有効になっていると、新たに OS を
  ブートする毎に誤った警告がされます。これは、隠しパーティションが原因で
  GAG (そして全てのブートマネージャ)は、MBR の中のパーティションエントリ
  のビットを変更する必要があるからです。

  10.  GAG をソースから再コンパイルする

  GAG は、ボーランドの Turbo Assembler (TASM) で記述されています。これを
  再コンパイルするには以下のようにします。

  ______________________________________________________________________
          TASM gag.asm
          TLINK /t gageng.obj
  ______________________________________________________________________

  これで COM 実行形式ファイルが作成されます。

  MS-DOS は、いくつかの BIOS のポインタを変更するので、MS-DOS から GAG
  を使うとコンピュータはクラッシュします。フロッピーまたはハードディスク
  にインストールし、リブートすることで初めて全ての設定ができます。 GAG
  は直接ブートされた場合のみ正しく動作します。

  11.  FAQ (Frequently asked questions よくある質問と回答) [faq.txt]

  1. GAG にお金を払う必要がありますか?

  2. マウスカーソルはどこにあるの?

  3. Boot floppy オプションのユーティリティとは何ですか?削除してもよい
     ですか?

  4. GAG のアンインストールのしかたは?

  5. 私の言語のバージョンの GAG が欲しい。どうすれば良いでしょう?

  6. GAG から Linux をブートできません。どうすれば良いでしょう?

  7. 私は AZERTY (または QWERTZ)配列のキーボードを持っていますが、いくつ
     かの動作ができません。

  8. 2 つ(またはそれ以上)の MS-DOS/WINDOWS プライマリパーティションがあ
     ります。私はこれらにアクセスすることができたのですが、今は GAG でブ
     ートパーティションを読むことができるだけです。これはバグでしょう
     か?

  9. GAG 3.1 をハードディスクにインストールしたら 'Disk error' という
     メッセージが表示されました。しかし、GAG 2.1 は正常に動作していま
     す。何が問題なんでしょう?

  10.
     GAG で OS/2 をブートできません。どうすれば良いでしょう?

  11.
     ティションを表示しません。何が起きたのでしょう?

  12.
     フロッピーディスクイメージファイルは 1.44 MB の大きさを持つ必要があ
     りますか、またはそれをカットしても良いでしょうか?

     【Q1】GAG にお金を払う必要がありますか?
        いいえ、不要です。GAG はフリーソフトウェアで、GPL ライセンスのも
        とで配布されています。もちろん、あなたがお金を払いたいならそうす
        ることも可能で、私あてに手紙をください。(私のEメールアドレスはこ
        のテキストの最後を見てください)

     【Q2】マウスカーソルはどこにあるの?
        GAG は(まだ)マウスを使用できません。キーボードを使ってください。

     【Q3】フロッピーから起動することの意義は何でしょうか?
        削除してもよいですか?" 削除して構いませんし、あとで欲しくなった
        り必要になったときに再び追加することもできます。このオプション
        は、GAG からディスクをブートできるので BIOS SETUP のフロッピーか
        らブートするオプションを無効にすることができます。フロッピーから
        ブートする必要がある場合、それを再び有効にする代わりに GAG を使
        用することができます。コンピュータを再起動する場合、ドライブから
        フロッピーを取り出す必要がないので便利です。私は、CD-ROM ブート
        のサポートも追加したいと思っています。

     【Q4】GAG のアンインストールのしかたは?
        MS-DOS または Windows で以下のように入力します。

        ________________________________________________________________
                FDISK /MBR
        ________________________________________________________________

     (大文字に注意)

     OS/2 では以下のように入力します。

     ___________________________________________________________________
             FDISK /NEWMBR
     ___________________________________________________________________

     Linux の場合は MBR に LILO を再インストールします。

     【Q5】私の言語のバージョンの GAG が欲しい。どうすれば良いでしょう?
        私に連絡してください。あなたが翻訳すべきファイルと、その方法をあ
        なたにお送りします。【訳注】日本語版は既に存在し、配布されていま
        す。

     【Q6】GAG から Linux をブートできません。どうすれば良いでしょう?
        Linux パーティションのスーパーブロックに LILO がインストールされ
        ているか確認してください。root パーティションが /dev/hda8 だとし
        たら、LILO は /dev/hda ではなく /dev/hda8 にインストールする必要
        があります。

        【訳注】 言い換えれば LILO を MBR (Master Boot Record) にインス
        トールするなということです。
        Linux JF Project  の Lilo mini-HOWTO
         などを参考に
        /etc/lilo.conf の設定を変更し、lilo コマンドを実行すると良いで
        しょう。その他、マルチブート環境、ハードディスクに関する解説とし
        て

        o  Partition-HOWTO
           

        o  Partition-Rescue MINI-HOWTO
           

        o  Multi Disk System Tuning HOWTO
           

        o  Large Disk mini-HOWTO
           

        なども参考になるでしょう。

     【Q7】私は AZERTY (または QWERTZ)配列のキーボードを持っていますが、
        いくつかの動作ができません。" これは、PC コンピュータの BIOS が
        QWERTY 配列のキーボード用に設計されているためです。フランスでは
        AZERTY 配列のキーボードが一般的ですが、それはキーの分布が異なっ
        ています。同様に QWERTZ 配列のキーボードが使われているドイツでも
        同じことが起きます。

        この問題を解決するには、AZERTY または QWERTZ バージョンの GAG を
        ダウンロードすることで、それは異なるファイルに入っています。

     【Q8】2 つ(またはそれ以上)の MS-DOS/WINDOWS プライマリパーティショ
        ンが
        あります。私はこれらにアクセスすることができたのですが、今は GAG
        でブートパーティションを読むことができるだけです。これはバグで
        しょうか?" いいえ、これはバグではありません。ユーザに 1 つ以上
        の DOS のバージョン、または DOS と Windows、あるいは DOS と OS/2
        とか、Windows と OS/2 を持たせるために、GAG はブートのプロセスで
        の干渉を避けるために可視パーティションを 1 つだけ許可し、他のプ
        ライマリパーティションは隠しています。

        解決方法は、データを保持するための拡張パーティションを使用するこ
        とです。そしてオペレーティングシステムとプログラム用のプライマリ
        パーティションをリザーブしてください。

     【Q9】GAG 3.1 をハードディスクにインストールしたら 'Disk error' と
        いう
        メッセージが表示されました。しかし、GAG 2.1 は正常に動作していま
        す。何が問題なんでしょう?" GAG は自分自身をハードディスクの最初
        のトラックに格納します。このトラックはこの種のプログラムのために
        予約されています。バージョン 2.1 とそれ以前では 17 セクタに収ま
        るぐらい小さかったのですが、新しいバージョン 3.0 は 39 セクタが
        必要です。あなたのハードディスクが古い(1992年以前に作られた) そ
        して/または、BIOS で LBA モードをアクティブにしていないと、最初
        のトラックに GAG 3.0 を格納するためのセクタが足りず、従って GAG
        2.1 を使用する必要があります。しかし心配は無用です。新し
        い(1992年以後に作られた)ハードディスクでは、この問題は起きませ
        ん。

     【Q10】GAG で OS/2 をブートできません。どうすれば良いでしょう?
        GAG は、OS/2 をプライマリパーティションにインストールした場合の
        みブートできます。OS/2 を拡張パーティションにインストールし、か
        つ GAG の便利さを得たい場合、IBM のブートマネージャを使用する必
        要があります。これを行うには IBM のブートマネージャのタイマを 0
        秒にセットし、ブートマネージャが格納されているパーティションをブ
        ートするための OS/2 のアイコンを設定してください。

        他の問題は、1 番目ではないハードディスクのプライマリパーティショ
        ンに OS/2 がインストールされている場合です。この場合、GAG に
        OS/2 パーティションを追加する際にオプションのという質問に YES と
        答える必要があります。この場合は、IBM のブートマネージャを使用す
        る必要はありません。
     【Q11】'Add operating system' オプションを選択したら、GAG は全ての
        パー
        ティションを表示しません。何が起きたのでしょう?" GAG はハード
        ディスクにアクセスするために BIOS を使用します。これは 8 GB の制
        限を越えるパーティションにアクセスできないということを意味しま
        す。ハードディスクが 8 GB 以上の容量があり、かつ、この制限以上か
        ら始まるパーティションならば、それは GAG では表示されません。し
        かし、この制限より前のところから始まってその制限を横切っているパ
        ーティションの場合は表示されます。

        これは真の問題ではありません、というのは 8 GB を越えたところに置
        かれたパーティションからブートできるオペレーティングシステムは無
        いからです。

     【Q12】フロッピーディスクイメージファイルは 1.44 MB の大きさを持つ
        必要
        がありますか、またはそれをカットしても良いでしょうか?" ディスク
        イメージを小さくしたい(つまり Linux ディストリビューション用に
        RPM または DEB ファイルに納めるために)なら、イメージの最初の
        72KB だけが必要です。つまり 最初の 73728 バイトです。少なくなら
        ないように、というのは GAG はその全てを必要としているからです。

  12.  バージョン履歴 [history.txt]

  o  Version 1.0:

     o  はじめて公開。

  o  Version 1.1:

     o  いくつかのマザーボードでは、GAG が時刻を12 時にセットする。この
        バージョンで修正(タイマ2を使用)。

     o  色付きのバーでブートタイマの残り時間を知らせるようにした。

     o  GAG をインストールする時、またはフロッピーかハードディスクからロ
        ードする時に、読込み/書込みエラーがあるかテストする。

     o  その他、細かいバグ修正。

     o  設定をより簡単にするためのちょっとした追加。

  o  Version 1.2:

     o  複数の言語をサポート。

  o  Version 1.3:

     o  BeOS 用と、その他の汎用 OS 用の新しいアイコン。

     o  FreeBSD のパーティションを認識 (unknown タイプとしてマークしな
        い)。

     o  タイマがアクティブで RETURN を押すと、デフォルトのオペレーティン
        グシステムが起動するようにした。

     o  各オペレーティングシステム用に異なるパスワードを持てるようにし
        た。

  o  Version 1.31

     o  8GBytes より大きい、そして/または、16 以上のパーティションのハ
        ードディスクでのバグを修正。

     o  Linux と OS/2 用の新しいアイコン。

  o  Version 2.0

     o  GAG は、ハードディスクの入れ換えが可能になり、2 番目、3 番目...
        のドライブにある MS-DOS のようなオペレーティングシステムをブート
        できるようにした。

     o  セーフブート機能を持ち、GAG が上書きされてもハードディスクをブー
        トできるようにした。

     o  ブートテストを改良。

     o  古いバージョンでは、GAG を隠していても、隠していなくてもアクティ
        ブパーティションを変更しなかった。このバージョンではこれを修正。

     o  インストールが成功した時は、メッセージを表示するようにした。

     o  Windows 95 の新しい LBA 拡張パーティションを認識できるようにし
        た。

     o  バージョン番号を画面に表示。

     o  Solaris と SCO Unix 用の新しいアイコン。

     o  ソースコードと改良したドキュメント。

     o  GAG は、毎回 1 つのプライマリパーティションだけは可視であること
        を保証。

  o  Version 2.1

     o  ブラジルのポルトガル語(???)バージョンの翻訳バグを修正。よって
        ハードディスクにインストール可能となった(すいません)。

     o  セーフブートの「セキュリティホール」を修正。詳しくは README.TXT
        ファイル参照。

  o  Version 3.0

     o  グラフィック環境を設計し直した。GAG は 640x480 で動作し、外観が
        より良くなった。

     o  HURD 用の新しいアイコン。

  o  Version 3.1

     o  トラック当たりちょうど 38 セクタのハードディスクでのバグを修正。
        GAG はトラック当たり少なくとも39 セクタのハードディスクが必要と
        なり、これより少ないセクタのディスクにインストールしようとする
        と、エラーメッセージが出る。

  13.  作者への連絡

  GAGは、

      Sergio Costas Rodriguez (RASTER SOFTWARE VIGO)
      raster@cibermillennium.com
      2:348/613.4 (FIDONET)
      http://raster.cibermillennium.com

  によって作成されました。

  GAG のホームページ http://raster.cibermillennium.com/gageng.htm
  

  疑問があれば私に質問してください。

  【訳注1】原作者のメールアドレス

  o  原文では、scostas@cibermillennium.com となっていますが、これは間違
     いで正しくは、raster@cibermillennium.com または scostas@arrakis.es
     です。

  【訳注2】日本語の翻訳について

  o  バージョン 3.1 の翻訳にあたり、バージョン 2.1 の翻訳 (訳者:青木 修
     さん、aoki@pacbell.net) を参考にしました。

  o  Linux JF (Japanese FAQ) プロジェクトのメーリングリストで森本 淳さ
     ん、武井 伸光さんから頂いたご意見を参考にしました。有難うございま
     す。

  o  誤訳、その他お気付きの点がありましたら < kawagisi@yk.rim.or.jp > ま
     たは Linux JF (Japanese FAQ) プロジェクト  宛にご
     連絡ください。

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